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更新日:2024年5月23日

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まゆ先生のザンビアうるるんにっき18ザンビアにっき

川井真由先生は、神奈川県から推薦を受けて、令和5年4月からJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の一員として、ザンビア共和国に派遣されています。

Twalumba!”(トゥワルンバありがとう(トンガ語))ザンビアにっき(先生)

涼しい乾季に入り、朝晩の冷え込みのせいか、強風で舞う埃のせいか、何かの花粉か…最近、くしゃみが止まらない川井です。(誰かが噂しているのかな?)
今回は、「令和6年度校長のつぶやき2」でも紹介された動物にまつわるお話です。

 

ザンビアの動物

うるるんにっき16」で「ビッグファイブ」を紹介しましたが、アフリカには様々な野生動物が暮らしています。国旗校長のつぶやき2の中で出てきた「ライオン、ゾウ、カバ、キリン、サイ、ゴリラ、チーター、シマウマ」は、どれもアフリカにいる動物です。
では、ここで問題です。この中でザンビアにいない動物がいます。どれでしょう?

動物たち

正解は…

考える人

ゴリラ」。

 

 

ゴリラは住む地域が限られているので、ザンビアで見ることはできません。しかし、裏を返せば、ゴリラ以外の動物は見ることができます。
実際、私も、先ほどあげた動物のうち、チーター以外の動物はすでに見ました。チーターは、いったいどこで見られるのでしょうか?

 

ザンビアでは国土の総面積の約30%が野生動物のために国立公園と動物保護区に指定され、その中でもサウス・ルワングワ、カフエ、ローワー・ザンベジの国立公園は世界的にもたくさんの野生動物が観察できる場所として有名である。」(島田周平、大山修一編著『ザンビアを知るための55章』より)

ザンビアに限らず、アフリカには野生動物が暮らす国立公園がたくさんあります。そうです、動物を見たければ、動物のいるところに行けば良いのです!
…ということで、学校がお休みの日に(ちょうど日本のGWの時期)、ザンビア三大国立公園の一つである「ローワー・ザンベジ国立公園」に行ってきました。

首都ルサカから車で3時間の「ローワー・ザンベジ国立公園」は、ジンバブエとの国境沿いに広がっています。首都と同じルサカ州内にありますが、この辺りではトンガ語がよく話されていました。(冒頭の挨拶は、そのトンガ語です。)

 

写真15時、野生動物を観察するツアー「ゲーム・ドライブ」の始まりです。

公園までは、宿泊先からはボートで1時間半、ザンベジ川を上っていきます。とても朝が早かったので、ボートでひと眠り…なんて考えていましたが、かなりのスピードと、明け方の冷え込みのWパンチで、寝ているどころではありません(むしろ目が覚めました)。
でも、そのおかげでオレンジ色のきれいな朝焼けが見られました。

写真2

公園に着いてからは、車で園内を回ります。少し進むと、カバ、インパラ、ゾウなど、野生動物が次々と現れます。水浴びしていたり、草を食んだり、大きな耳をうちわ代わりに動かしてみたり…そこには、自然とともに生きる動物たちのありのままの姿がありました。

 

なかでも、今回一番感動したのが、百獣の王・ライオンです。動物園と違い、広大な敷地の中に暮らしているため、会いたい動物に必ずしも会える訳ではありません。写真3
今回も「会えたらラッキー」という気持ちで臨んでいたところ、ガイドさんの知恵と連携、そして運も合わさり、なんと、お昼寝中のライオンに遭遇しました。

写真4

私たちの乗っている車は、窓も柵もありません。「襲ってこないでね」と心の中で何度も唱えながら、近付いていきます。
途中、メスが起き上がり、オスに向かって吠えた時はドキリとしました(オスもかなりビックリしていました!)が、満腹のライオン達は終始穏やかで、まるで猫のようにかわいかったです。

日本ではまず見られない光景に、興奮しっぱなしでした。大自然の動物たちに元気をもらい、新学期がスタートしました。

 

(2024年5月16日由)

 

ルビ付きのPDF版はこちら

まゆ先生のザンビアうるるんにっき18(PDF:418KB)

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