更新日:2023年6月2日
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こんにちは、校長の内田です。
先週の火曜日は寒かったですね。前日の最高気温が29℃、火曜日が15℃。その寒暖差が14℃もありました。体に堪えます。こんな時に体調を崩しやすいのでみなさん気を付けてくださいね。
6月と言えば梅雨。沖縄・奄美では5月18日にすでに梅雨入りしてます。関東地方の平年は6月7日頃(※平年は過去30年の平均。ただし梅雨入りが特定できなかった年は除外)だそうです。体育祭は6月8日(木曜)。あら、平年だと梅雨入り?でもきっと大丈夫。ウエザーニュースでは関東地方の梅雨入りは平年より遅めの6月中旬を予想してますから。そして、私は晴れ男ですから(笑)
タイトル「本」。短っ(笑)
本、好きです。でも昔と比べて読まなくなりました。最近はもっぱらYouTubeです(笑)
一時、歴史物、特に戦国時代が好きで、山岡荘八の織田信長(5巻)、豊臣秀吉(8巻)、徳川家康(26巻)は一気読みしました。池波正太郎の真田太平記(12巻)も読みました。
ここ数年でよく読んでいたのは新田次郎。自分が登山を始めたこともあって、新田次郎の山岳小説を読み漁りました。「孤高の人」、「八甲田山死の彷徨」、「芙蓉の人」「銀嶺の人」「剣岳点の記」など山に関係した本はほとんど読んでいると思います。歴史物も多く書かれているし。
最近は、長編は読まなくなりました。読み始めると仕事にならなくなりますから(笑)
今年度になって読んだ本のご紹介。
たまたま職員室においてあるのを発見したので、借りて読みました。少しだけ内容を紹介したいと思います。
〇高校生ワーキンプア「見えない貧困」の真実(新潮社:NHKスペシャル取材班)
一見すると「普通の生活」を送っているように見えますが、日本の7人に1人は貧困状態にあると言われています。高校生が親に代わって家事をこなす、家計を支えるためにダブルワークをする、進学費用として奨学金という借金を背負う、未成年である彼らへの過度な負担は、なぜ見過ごされているのでしょうか?
「働かなければ学べない」高校生たちの声をすくい、この国の隠れた貧困層の実態を浮かび上がらせた切実なルポルタージュです。
〇発達障害に生まれて自閉症児と母の17年(中央公論新社:松永正訓医師)
人の気持ちがわからない、人間に関心がない、コミュニケーションがとれない。主人公は、会話によって他人と信頼関係を築くことができません。それは主人公の母親に対しても同じでした。でも母にとっては、明るく跳びはねている主人公こそが生きる希望でした。
幼児教育のプロとして活躍する母が世間一般の「理想の子育て」から自由になっていく軌跡を描いた渾身のルポルタージュです。「普通」って何?を考えさせられます。
〇ヤングケアラー私の語り(生活書院:澁谷智子教授)
「わたし、かわいそうですか」。多様にあるケアの経験を、当事者だった7人が書き下ろしたそれぞれの「わたしのストーリー」。子どもや若者が経験した家族のケア・介護のルポルタージュです。
難病の母親を支えたり、医療ケアが必要な、重症心身障害児の妹の面倒を見続けていたり…。本人がケアラーであることに気づいていなかったり、気づいていてもケアラーを続ける選択肢しかなかったり、本人のその時の状況や心理状態が本人の言葉として綴られています。
どの本も読み終わったあと、いろいろと考えさせられる内容でした。高校生を預かっている私としては他人事には思えませんでした。
おまけに今読んでいる本です。タイトルにひかれて、思わずメ〇カリで2冊、ポチっちゃいました。1冊はまだ配達されていません(笑)
〇我慢して生きるほど人生は長くない
心療内科医の先生が書いた本です。まだ読み始めたばかりなので内容を語ることはできませんが、他人のものでなく、自分の価値観に従ったルール、感情で生きるにはどうすればいいのかが書かれた本です。最初から出てくる「ラインオーバー」という言葉がキーワードになりそうです。
この本の帯の「我慢し過ぎて疲れてしまった人へもっとラクに生きるための28のこと」が購入の決め手になりました。んっ!?疲れてる?苦しい?から思わずポチってしまったのかな??(笑)
〇もしあと1年で人生が終わるとしたら
これは3500人を看取ってきたホスピス医の先生の著書です。昔は人生が終わるなんて考えたこともありませんでしたが、今の自分の歳になって時々考えるようになりました。日本の男性の平均寿命が約82歳、60歳の平均余命が84歳。それを考えればまだまだって思いもありますが、いつ何時、何があるかはわからない。あと1年って期間が決められたら自分はどうするのか…。振り返った時にいい人生だったなと言えるんだろうかって。もしかしたら本の中になにかヒントがあるかもしれません。読むのが楽しみです。
なんだか柄にもなく、真面目な話になっちゃいました。書くのに疲れたので今日はここまでです(了)