更新日:2022年7月1日
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校長の内田です。
突然梅雨が明けました!驚きです!!例年なら7月中旬頃に開ける梅雨ですが、今年は6月27日に明けました。関東地方は例年より22日早い梅雨明けで、観測史上最も早い梅雨明けだそうです。その上、期間も史上最短だとか…。当然、降雨量も例年に比べて、極端に少ないです。天気がいい日が多くなるのは嬉しいですが、その反面、この夏の水不足も心配です。これも地球温暖化の現象の一部なんでしょうか?
気温もぐんぐん上がっています。東京では観測史上初めて、6月に3日続けて35度以上の猛暑日になりました。(6月28日現在)この先も、気温は35度には届かないものの30度以上の真夏日が続く予報が出ています。これからどうなってしまうのか、予想もつきません。
先日の職員会議で先生方にこの天候に関して、二つのお願いをしました。「熱中症対策」と「節電」です。今日はそのことを中心に書きたいと思っています。
校長のつぶやき9にも書きましたが、今年の夏はラニーニャ現象で猛暑が予想されています。この猛暑でいつも話題になるのが、「熱中症」です。昨年度は全国で5万人近く。コロナ前の2018年には9万人以上が熱中症で緊急搬送され、61万人近くが医療機関を受診しています。死亡者も2020年には1600人を超えています。熱中症はお年寄りや子供だけでなく、誰でも起こりうる症状で、死に至ることもあるということを意識してほしいと思っています。
職員会議で先生方にお願いしたことは次の通りです。(抜粋)
熱中症の症状としては、「めまい」、「大量の汗」、「頭痛」、「不快感」、「嘔吐」、「倦怠感」、「意識障害」、「痙攣」、「手足の運動障害(しびれを含む)」、「高体温」などです。このような症状があり、熱中症かなと思ったら、まずは涼しいところに移動し、洋服を緩めて体を冷やすことが大事です。エアコンの効いている部屋に入るのもいいと思います。
痙攣や手足の運動障害、意識がないときはもちろんですが、自力で水分をとれなかったり、水分をとっても体調が整わないときは医療の力を借りることがベストです。しばらくすれば回復するだろうは危険です。
厄介なのが「コロナ感染防止」との共存。この2年半の間、マスクは必須になっていました。厚生労働省では「熱中症予防×コロナ感染防止」というリーフレットを出して、屋外ではマスク着用により熱中症のリスクが高まることや、屋外ではマスクをはずす、特に運動時には忘れずにマスクを外して、熱中症にならないようにと呼びかけています。近距離で会話をするときやエアコンが効いた部屋の中で相当の人がいるとき、電車・バスの中(エアコンが効いています)等ではマスクを着用するなど、適切なマスクの着用が熱中症対策とコロナ感染防止対策の両方に効果がありそうです。
盛んにニュースでも報じられていますが、政府が節電を呼び掛けています。前日の段階で電力供給の予備率が5%を下回ることが予想されるときは「電力需要ひっ迫注意報」、3%を下回る予想されるときは「電力需要ひっ迫警報」が出されるそうです。すでに警報は何回か出てますが、この夏の電力は大丈夫なんでしょうか。
なぜ、電力不足なのでしょうか?様々な要因がありそうです。
1老朽化した火力発電所の休廃止
脱炭素のため、火力発電の見直しもされています。
2コロナによる社会経済構造の変化
テレワークやデジタル化による電力需要の高まり
3ウクライナ情勢
日本のエネルギー需給率は他国と比べ低く、国際的な不安定化の影響を受けやすい
4猛暑におけるエアコンの稼働
どれもすぐに解消はしなさそうです。私たちができることは少しでも節電に心がけることです。電気がなくなったら、日常生活に困るのは明白です。困るどころではすみません。命にかかわってきます。そのために一人ひとりができることをできる範囲で協力をする必要があります。
もちろん学校としても協力をしていきます。しかし、熱中症のリスクを下げるために教室等の必要な冷房を切ることはしません。適切に冷房は活用していきたいと思っています。使っていない教室の電灯、エアコンはこまめに消していきます。日中の廊下等も、明るく学校生活に支障のないと思われるときは点灯しません。先生方はもちろんのこと、生徒のみなさんにも協力をお願いします。
冒頭にも書きましたが、水不足も心配です。合わせて節水もよろしくお願いします。
今日はここまでです(了)