更新日:2025年3月31日

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校長のつぶやき17(令和6年度)R5つぶやき23(3月)

こんにちは、校長の内田です。校長イラスト

令和6年度の行事が、3月25日(火曜)の修了式・離退任式をもって終了しました。
大きな事故・不祥事なく1年を終えることができました。これもひとえに、生徒のみなさん、保護者のみなさん、地域の方々、そして、本校の職員のみなさまのおかげです。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

ホッとする間もなく、あと1週間で新年度が始まります。来年はどうなるのか…。ワクワクドキドキです。私は…来年度の校長のつぶやきで確認してみてください。もし今年度限りでいなくなっても、次の校長先生にお願いして、1回だけは載せてもらいますから(笑)。
そのときに「3年間ありがとうございました」とのあいさつになるのか、「4年目に突入しました。今年もよろしくお願いします」となっているのか…

 

今日は、卒業式・修了式・離任式の事を書きたいと思います。

卒業式

3月20日(木曜・祝日)に令和6年度卒業式祝・卒業が、多くの保護者のみなさま、学校運営協議会の委員さん方々、旧職員のみなさまに多数ご臨席をいただき、盛大に行うことができました。ありがとうございました。

卒業式会場は紅白幕に囲まれ、中央にはレッドカーペットが敷かれます。担任を先頭に入場します。服装は、標準服の生徒、スーツ姿、普段着と様々です。その姿は堂々としていました。

卒業生のみなさんは一人ひとり壇上に上がり、ステージより保護者の方々の方を向き、立ち止まり、呼名と同時に返事をし、私の前に来ます。卒業証書を全文読むのは最初の一人ですが、それ以降の全員に、直接名前を言い、「おめでとう。よく頑張りました」の声をかけ、渡しました。
一人ひとりと会話を交わしながら、証書を渡せる校長は数少ないはず。本当に相模向陽館の校長でよかったと思っています。

 

卒業式式辞(全文掲載)

春の息吹が感じられる今日この佳き日に、来賓・保護者の方をお迎えし、令和6年度卒業式を行えることは、卒業生は元より、私たち教職員及び在校生にとっても大きな喜びです。

ただいま、卒業証書を授与した181名の卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。めでたく卒業の日を迎えることができましたことは、みなさん一人ひとりが努力を積み重ねた結果です。その努力に対し、心から拍手を送りたいと思います。

さて、ここにいる卒業生の中には小中学校の時に、勉強に不安を感じていたり、やる気があるのに結果が出なかったり、友達や先生との関係で嫌な思いをしたり、他の学校をやめたり、さまざまな課題や問題を抱えて、学校に足が向かなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。
本校の入学後も、楽しいこと、嬉しいこともたくさんあった半面、苦しいことや辛いこともあったのではないでしょうか。
毎日アルバイトを続けながら学業と両立させてきた人、病気と闘いながら夢の実現に向けて学び続けた人、ご家族の都合により家庭を支えてきた人、友達とのトラブルを悩んだ人、慣れない日本文化の中で頑張ってきた人…その他、我々の知らない苦労を抱えながら学校生活を送っていた人もいることでしょう。
様々な困難を乗り越て、今、高校の卒業証書を手にし、新しい道を求めて本校を巣立っていくみなさんに対して、深い敬意を表したいと思います。

辛い時、苦しい時、決して一人で乗り越えてきたものではありません。周りの人たちにたくさん助けられているはずです。今まであなたたちを支えてくれたご家族、苦楽を共にした友達、親身になって寄り添ってくれた先生や地域の方々に感謝の気持ちをぜひ表してほしいと思います。

私からも感謝の気持ちを表したいと思います。保護者のみなさま、在校中、生徒たちを支えてくれて本当にありがとうございました。また、これまで私どもが賜りました本校の教育に対するご理解とご協力に深く感謝いたします。

さて、そんな中で、みなさんが相模向陽館に、「自分を変えるきっかけを見つけたい」「自分に秘められた可能性を追求したい」との想いがあって、入学してきたことと思います。
それは実現できましたか。もしかすると全然実現できなかったと思う人もいるかもしれません。でもここにいる皆さん方は、高校を卒業することができました。
高校は小学校・中学校と違って義務教育ではなく、学校に来て、勉強をしないと卒業はできません。それをやり遂げたということは並大抵のことではありません。とても素晴らしいことだと思います。本当によく頑張りました。この卒業にぜひ自信をもって欲しいと思います。

 

みなさん、「VUCA」(ブーカ)と言う言葉を知っていますか。VUCAとは、あらゆる物事が激しく変化し、複雑かつ曖昧な様子が続いて将来の予測が難しい状態を指す言葉です。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字で構成された造語であり、現代の社会を考えるうえで重要な概念として昨今、大きな注目を集めています。

みなさんはこの「VUCAの時代」を乗り越えていかなければなりません。そのために必要なことは「生きる力」です。
生きる力」とは何か?自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力などであり、また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性です。たくましく生きるための健康や体力が不可欠であることは言うまでもありません。ぜひ卒業していくみなさんには、この「生きる力」を持ってほしいと思っています。

最後に、これから高校を卒業し、次のステップに進むみなさんに高校はある意味、「温室」なのかもしれません。高校時代のみなさんは、常に誰かに支えられ、守られています。
しかしながら、これから皆さんが進む道はいわゆる「野」です。野は灼熱の日差しも、吹きすさぶ風も、激しい雨も、冷たい雪も直接降りかかってきます。とても苦しく、辛いときがあるかもしれません。必死に耐えなければならないときがあるかもしれません。でもそこで咲かせる花は強くて美しく、長く咲き誇ります。ぜひ、あなた色の花を、オンリーワンの花を咲かせてください。
もし、風雨等に耐えられそうにないときはいつでも相模向陽館来て、休んでください。卒業しても相模向陽館はいつでもあなた方に寄り添い、あなた方の味方です。復活したら歩き出せばいいです。みなさんの未来が明るいものであることを祈ってます。

最後の最後に、本当にみなさん、よく頑張りました。

令和7年3月20日
神奈川県立相模向陽館高等学校長内田和幸

 

 

卒業式式辞の最後に「よく頑張りました。ブラボー、ブラボー、ブラボー」と言いたかったのですが、副校長に「もうちょっと古くないですか?」と言われ、確かに…。2年前にも当時の副校長に止められた(笑)。
これは2022年のサッカーワールドカップの時に長友選手が言って流行した言葉。言われてみればですね。諦めました。でも先日のワールドカップアジア予選で日本代表が、本大会出場を決めた時にまた長友選手が言っていたので使ってもよかったかもしれません。ちょっと間に合わなかった(笑)。花束

今回で、相模向陽館で3回目の卒業式。毎回、生徒たちの成長に心打たれます。相模向陽館を巣立っていくみなさんに、幸多かれと祈るばかりです。

引き続き修了式・離任式について書こうと思ったのですが、長くなってしまったので、いったんここで切ります。

今日はまだ続きます(笑)

 

ルビ付きのPDF版はこちら

R6校長のつぶやき17(PDF:305KB)

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