更新日:2022年7月15日
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こんにちは。校長の内田です。
梅雨が明けて、何日も猛暑日が続き、台風が来て(神奈川県には大きな影響はありませんでしたが)、また、暑くなって…。何か今一つすっきりしない日が続いていますね。
今日、こんなことがありました。トイレから出てきたら、3名の女子がいて、「あっ、校長先生」(生徒)、「はい、おはようございます。」(私)、「校長先生とおそろいだぁ」(生徒)。うん?!何がおそろい??
自分の洋服をみても全然かぶっているところはないし。考えていると生徒が、「先生の名札と私のお財布のブランドが一緒!」。そういうことか…。それはわからないはずだ。お財布を手にしているわけじゃないし。
続いて同じ生徒が「校長先生らしくない」えっ?!どういうこと??「校長先生として威厳がないってこと?」と私が聞くと「圧がない」と答えが返ってきました。圧かぁ~~。「普通の校長先生はしゃべらないし、圧があるよ。先生はよくしゃべるし、フレンドリーだから」う~ん…どのように解釈していいんだかわからないなぁ。きっと、誉め言葉…だと思いましょう(笑)。
もう一つ。正門を入ってきた二人組、「おはよう」(生徒)、「おはようございます」(私)。「校長先生、元気?」(生徒)、「う~ん、あまり元気じゃないな。ちょっとお疲れ気味」(私)、「校長も大変だね。校長先生、頑張ってね。俺らも頑張るから」。
生徒から励ましをいただきました!ちょっと(だいぶ?)お疲気味は事実ですが、生徒からそういわれたら、頑張るしかないですね。元気もらいました!
さて、ここからが本題。
生徒や卒業生の活躍が新聞記事に載ってます。少し紹介したいと思います。
まずは一つ目。7月上旬の神奈川新聞のスポーツ欄に「選んだ単独出場仲間と1勝を」というタイトルで本校の紹介や部の紹介も含め、3年次の主将の話を中心に記事になりました。主将のバッティングの写真も大きく載っています。
全日制でも部員がなかなか集まらない学校が増えてきて、複数校での合同チームで出場しているところもあります。うちは定時制という環境で、練習時間も午前部と午後部の間の1時間半しか練習ができない中で、なんとか部員が揃い(揃え?)、単独で出場できるようになりました。4年ぶりです。人数が9人に満たない時期もあり、心が折れそうになった時もあったようですが、顧問と二人三脚で頑張ってきました。そんな頑張りを記事にしてもらえるのは嬉しいです。
二つ目は神奈川新聞の4月5日に掲載された「県立青少年センター60周年記念ロゴ」のお話です。昨年の話ですが。県内の中学校・高校に通う生徒らを対象にデザインを募集されました。うちの学校の4年次の生徒(当時、現在は卒業)の作品が最優秀に選ばれ、採用されました。
作品は青少年センターを象徴する広場のクスノキをモチーフに紅葉坂を表す斜めの線を大胆に配置してあります。幹の青葉と弾むボールが「還暦」を迎えるセンターの今後の躍動を表現しているそうです。
記事は三段で感謝状を持った本人とロゴの写真が載っています。美術の先生に聞くと、授業の一環で作ったものだそうです。
三つ目は2月7日の神奈川新聞、さがみ野版に大きく掲載されました。中高生の心に響いた言葉とそのエピソードを募った「私の折々ことばコンテスト2021」(朝日新聞社主催)の高校生部門でうちの2年次の生徒(当時)が朝日新聞社賞を受賞しました。これは全国が対象のコンテストです。国内外から約3万点の応募があったそうです。
作品のタイトルは「モネと同じ世界が見えるね」で、友達と美術館にモネの絵画を観に行った時のお話を書いたもの。眼鏡を忘れて、困っているときの友達の一言がタイトルと同じ「モネと同じ世界が見えるね」でした。友達の一言で落ち込んでいた気持ちが軽くなったという話です。ちなみにモネの晩年は白内障でほとんど見えなかったとか。(本文はコンテストのホームページに載ってます)この生徒さん、将来は小説家にもなりたいし、心理学にも興味があるので心理カウンセラーも目指したいと言っています。
今日書いたのは、今年になって、新聞に掲載されたものを紹介しましたが、その他にも特技を持った生徒もたくさんいます。相模向陽館は才能の宝庫です。
卒業生でドローンの日本一になったり、今も世界のトップクラスとして大会に参戦している人もいます。その人は本も出版しています。「~識字障害(ディスレクシア)の僕がドローンと出会って飛び立つまで~文字の読めないパイロット」の著者の高梨智樹さんです。(名前を出すことは本人から了承を得ています)
高梨さんも6月6日の東京新聞に大きく記事が掲載されています。高梨さんはつい先日、学校に来た時にお話をさせてもらいました。そのことはまた、別の機会に書きたいと思います。
今日はここまでです。(了)