更新日:2025年2月10日
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こんにちは、校長の内田です。
先日、副校長先生と午前部3年次の担任の先生が校長室へやって来ました。
「校長先生、一つ緊急の報告があります。」と副校長。
この言い方をする時はいい話じゃない…。
ん~~覚悟を決めて副校長の口元を見ていると、「この生徒なんですが…」と生徒カードを差し出してきました。
何かあったか?!なかなか次の言葉が出てきません。変な間だ…。
「この生徒ですが、老夫婦のおじいさんが倒れているのを助けたようで、おばあさんが、お礼を言いに学校に来てくれました!」
おっ~~!めちゃめちゃいいことじゃん!!変な間を作らずに早く言ってよ~~~。
副校長のドキドキ大作戦にまんまとやられました(笑)。
それにしても、めちゃめちゃうれしい出来事です。
もちろん、先生方にも職員の打合せでお知らせをしました。大きな拍手がわきました。
優しい子もたくさんいるんですよ。
さて、志願変更も終わり、あとは学力検査・自己表現検査・面接です。
受検生は緊張してるんだろうなぁ。あまり緊張しすぎると実力が出ないから、程よい緊張感でいいんだけど。
まずは、体調を万全で臨んでほしいですね。
「節分」って、年に4回あるって知ってましたか?
実は、私は知りませんでした。
つい最近、ある小学校の先生から教わりました。この歳にして恥ずかしい限り…。
その先生の言うには、
『本来、「節分」とは、二十四節気の季節(四季)の始まりにあたる「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の前日を指すんだよ。中でも冬から春に移り変わる「立春」は、一年の始まりとして重要視されてきた。このため「立春」の前日の「節分」は現代で言う「大晦日」で、一年を締めくくる大切な日とされてきたんだよ。そんなことも知らんの?(笑)』と。
はいはい、知りませんでしたよ~。でも、知らなくても生活できるし~。(居直ってはいけませんね。素直に新しい知識をくれたことを喜ばないと笑)
それにしても、小学校の先生は物知りだ。
ちょっと節分に興味がわいたので調べてみました。まずはなぜ豆をまくのか…
「季節の変わり目には邪気や鬼と言った災いを招くものが現れると信じられていて、鬼や邪気を払うために「鬼は外、福は内」と掛け声をしながら豆をまくのが節分に「豆まき」をする由来だとか…。豆には病や災いを祓う力があるとされています。元々は中国から伝わったものと言われています。」だそうです。なるほど!
やり方は…。
(豆まきのやり方も千差万別。各家庭でいつの間にかできた我が家のルール・仕方があるものですが、典型的な家庭版の豆まきの仕方。)
1福豆を準備する
福豆とは炒った大豆のこと。豆を炒り、豆まきをする夜まで枡、または三方(神様にお供えものをする器)に入れて神棚に供えておく。
〇三方なんて知らないでしょ?(私は知ってますが…)また、神棚がない家はどうするんだ?
2豆まきは夜に行う
鬼は真夜中(丑寅の刻)にやってくるので、豆まきは夜が適しています。家族全員揃ってから行う。
〇鬼は丑寅の刻に来るなんて初めて知りました。ところで「丑寅の刻」っていったい何時?牛の刻は1~3時、寅の刻は3~5時、と言うことは1~5時ってことですかね??
3豆を撒くのは一家の主人
本来は家長の役目ですが、年男、年女、厄年の人が豆まきをする場合もある。
〇鬼はお父さんの役目だったような気がするのですが…。うちの子どもたちが小さいころはやっていましたが、私が鬼でした。それ以外の家族が鬼に豆をぶつけていたような…(笑)。
4「鬼は外!福は内!」と豆を撒く
家の玄関や窓を開けて「鬼は外!」と豆を撒き、鬼が戻らないようすぐに戸や窓を閉めてから、「福は内!」と部屋の中に撒く。奥の部屋から順番に鬼を追い出すようにして、最後は玄関まで撒く。(口上、方角、順番などは地方によって異なります。また、珍しい事例がたくさんあります。)
〇んっ?!「鬼は外!」って言ってすぐに閉めたら、福は入ってこられないんじゃないの?奥の部屋からもいいけど、最後は玄関を開けて鬼を追い出すのかなぁ。疑問だ…自分が小さいころにどうやっていたのかは全く記憶がない…
5最後に豆を食べる
豆まきが終わったら、1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べる。これを「年取り豆」という。(新しい年の厄払いなので1つ多く食べる、いわゆる数え年として1つ多く食べる、もともとが数え年と考え新年の分を加えて2つ多く食べる、満年齢のまま食べるなど、地方によって数が異なる場合もあります。)
〇うちは、歳の数+1だったような気がする。もう昔過ぎて覚えてない(笑)。
(〇は私の感想)
だそうなんだけど、自分が小さい時とか、自分の子どもが小さい時は「日本にはこんな風習があるよ」って教える意味でやってたけど、子どもが大きくなってきたら、いつの間にかやらなくなりました。
不思議なのは「恵方巻」。
そんな風習は小さいころはなかったのに、いつの間にかそれが節分の当たり前みたいな感じの世の中になってる。おかしい…
その発祥みたいなものを調べてみると(諸説あるようですが、有力なものを…)
大正時代:大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べて縁起を担いでいたらしい。
昭和初期~中期:大阪の海苔や寿司の組合が、節分に恵方を向いて巻き寿司を丸かぶりするとその年は幸運に恵まれるという習わしがある、という趣旨のチラシを配布して販促につとめた。
1970年代半ば:節分に巻き寿司を丸かぶりするイベントがマスコミに取り上げられるなど、知名度が上がっていった。
1980年代:ファミリーマート、セブンイレブンが地域限定で販売開始。
1990年代:セブンイレブンが販売エリアを拡大していき、全国展開をしたことで知名度が急速に上がる。大手スーパー、百貨店、小売店なども参入。
2000年代以降:全国のコンビニ、地方の小規模スーパーなども販促に力を入れ、全国で認知されるようになる。
このように、大阪発祥の風習が徐々に広がり、コンビニでの販売に伴い宣伝活動も活発になったことで、様々なお店やメディアでも取り扱われるようになり、現在に至る。
と言うようで、元々関東にはなかった風習。
昭和の初期からどうも胡散臭い。海苔と寿司組合の販促ですよね?
80年代以降は、コンビニが商業目的で広めた感が満載で…。今やどこのスーパーでも節分当日には売り場に山積みになってますね。
私も海鮮寿司とかめちゃめちゃ好きですが、それに煽られて買うのはちょっとなぁと思っているので購入しませんでした。(例年です。)
副校長先生と教頭先生に聞いたら、お二方ともに「食べました」と。私がへそ曲がりなのか、お二方が信心深いのか…。(そんなことは個人の自由ですが笑)
これで私にだけ良いことがなかったら、恵方巻を食べなかったせいだな。そうなったら、来年は率先して買って食べます(笑)。
さて、最後にちょこっと。
これも同じ小学校の先生に聞いた話ですが、節分の時に「節分いわし」や、いわしを食べる風習があったそうで。これこそ初めて聞いた(驚)。
いったい「節分いわし」って何?
いわしと柊を使う理由は、鬼が「トゲのように尖った柊の葉」や「いわしの独特なにおい」を嫌うと考えられたため。
これらを家の戸口に吊るしておくことで、鬼が家に入ってこないようにする、というのが「節分いわし」の由来らしいです。
「そうなんや~~~」と思わず言ってしまいました。
今回、節分について書きましたが、日本にはたくさんの風習や行事があります。
地方ごとに違ったりして、とても興味深いです。
例えば、お雑煮一つにしても、丸もちだったり、角もちだったり、澄まし汁風、みそ仕立てだったり…。
その土地(日本全体・地方)のいい文化は継承していきたいなぁと思いました。
意外と長くなってしまった(汗)。
今日はここまでです。(了)